さて、ビビリ屋のくせに怖い話ダイスキなとら太です。
ホンジツは、過去の話をします。
大丈夫。
こんな題ですが全く怖くないです。唖然とするかもしれませんが。
ガクセイの頃のお話です。
美術の授業で、木材を使ってこんなのを作らされ。

当時美術の先生だった通称ペル(←犬っぽいジイサンで、勝手に付けられたあだ名)が、
「これにオブジェをつくりたまへ」
と、のたまいました。
ともかく、何でもいいらしいです。
へー。

歯車を幾つも連ねたカラクリやら、ミニュチュア家具を作ってドールハウスなどなど。
個性豊かで力作揃いでした。
え?ボク?
釘を打ってパチンコ台。・・・安易でしょ。楽だし。
その時
「アンタ!何作ってんの!?」
後ろのほうで声がして、人だかりができてました。
覗いてみて顔が引きつりました。
・・・・この人一体何作ってんの・・・?
━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!
渦中の主はきぢちゃんで、彼女は一生懸命 ワラ人形 を作っていました。
「だって。こんな機会でもなければ、一生作ることもナイかと思ってさー。」
フツーのヒトは人生で一度もそんなものは作りませんヨ。多分。きっと。
というか、そんなスキルをこの先の人生のドコに生かすつもりか!?
ワラは道中で狩り終わった田んぼに落ちていたものを拝借してきたそうです。オイ!(;´д`)ノ
「教師生活ウン十年。ワシもこの課題でわら人形を造ったヤツははじめて見たワイ・・・」
ペルも呆れて、骨の隠し場所を忘れたワンコのような顔になっておりました。
それを木箱に五寸釘で打ち付けて、有刺鉄線で飾りつけ。
「とら、なんか、題名つけてチョ。」
ええ~?
・・・・お百度というと、女の人ですよね。
「呪いたいほどアイシテル」 とか?
ペルに「ガキがませやがって!」と突っ込まれましたが、結局きぢちゃんに採用されソレに決定されました。
古墳後みたいな説明書も貼付けました。
【これはワケあって恋が成就出来なかった女性の思いが込められてる。(かも)】
【スキなヒトの持ち物をわら人形に託して祈れば恋愛成就なり。(かも)】
・・・・みたいな。
さて、この話はまだ続きがあって。
提出も終って、一ヶ月ほどたったある日のことでした。
ボクがバスに乗っていると、後ろの男子生徒二人の会話が耳に入ってきました。
「美術室の、知ってるか?」
「おう!祟りのワラ人形だろ?」
ぅわ~・・・・絶対きぢちゃんのだ・・・。
「数年前に階段から落ちて死んだ生徒しってっか?」
「マジ?そんなんいンの?」
「それがさ、・・・・美術室に落ちてた名札をよ、掃除の一年が拾ったんだよ。取りに来るだろうと思って、目立つところにおいとこうってさ、ちょっとイタズラ心でワラ人形の胸につけといたんだと。そしたら・・・」
「死んだの、その名札の生徒だったんだ?」
「そーなんだよ。ちなみにさ、死因って階段落ちた事じゃなくて、心臓麻痺なんだって。心臓と待ったから落ちちゃったんだよ。」
「わら人形の胸に着けたからかー!?こえーっ」
「この話、マジだぜ?だってオレ、入れ違いで卒業した先輩から聞いたんだもんよー・・・。」

えええええ!?
一体、どこからそんなオハナシが!?
アリエナイですよ。だって、それ、一ヶ月前にきぢちゃんが作ったんですもの・・・。
そっと後ろを伺うと別学年の生徒でした。
噂ってスゴイなぁ~。
以前、電車の中の女子高生の戯言で恐慌が起こったというのもあながち分かる気がします。
こうして噂というのは実態もなく肥大していくのでしょう。
というか恐るべしきぢ子!
とうとう七不思議まで作ってしまいました。
学校の怪談のミナモトを見るなんて、途轍もなく稀有な経験です。
さて。
この話にはまだ余談があって。
その後、きぢちゃんがそのオブジェを持って帰ることになりまして。
自転車の荷台に括りつけていくという強行手段です。
途中、駅近くのコンビニに立ち寄り、自転車に戻ると・・・・
「わら人形に小銭が置いてあったヨ♪」 とのこと。
誰っ!?
わら人形にどんな願い事をしたんですかーっ!? ヾ( ̄o ̄;)
ホンジツは、過去の話をします。
大丈夫。
こんな題ですが全く怖くないです。唖然とするかもしれませんが。
ガクセイの頃のお話です。
美術の授業で、木材を使ってこんなのを作らされ。

当時美術の先生だった通称ペル(←犬っぽいジイサンで、勝手に付けられたあだ名)が、
「これにオブジェをつくりたまへ」
と、のたまいました。
ともかく、何でもいいらしいです。
へー。

歯車を幾つも連ねたカラクリやら、ミニュチュア家具を作ってドールハウスなどなど。
個性豊かで力作揃いでした。
え?ボク?
釘を打ってパチンコ台。・・・安易でしょ。楽だし。
その時
「アンタ!何作ってんの!?」
後ろのほうで声がして、人だかりができてました。
覗いてみて顔が引きつりました。
・・・・この人一体何作ってんの・・・?
━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!
渦中の主はきぢちゃんで、彼女は一生懸命 ワラ人形 を作っていました。
「だって。こんな機会でもなければ、一生作ることもナイかと思ってさー。」
フツーのヒトは人生で一度もそんなものは作りませんヨ。多分。きっと。
というか、そんなスキルをこの先の人生のドコに生かすつもりか!?
ワラは道中で狩り終わった田んぼに落ちていたものを拝借してきたそうです。オイ!(;´д`)ノ
「教師生活ウン十年。ワシもこの課題でわら人形を造ったヤツははじめて見たワイ・・・」
ペルも呆れて、骨の隠し場所を忘れたワンコのような顔になっておりました。
それを木箱に五寸釘で打ち付けて、有刺鉄線で飾りつけ。
「とら、なんか、題名つけてチョ。」
ええ~?
・・・・お百度というと、女の人ですよね。
「呪いたいほどアイシテル」 とか?
ペルに「ガキがませやがって!」と突っ込まれましたが、結局きぢちゃんに採用されソレに決定されました。
古墳後みたいな説明書も貼付けました。
【これはワケあって恋が成就出来なかった女性の思いが込められてる。(かも)】
【スキなヒトの持ち物をわら人形に託して祈れば恋愛成就なり。(かも)】
・・・・みたいな。
さて、この話はまだ続きがあって。
提出も終って、一ヶ月ほどたったある日のことでした。
ボクがバスに乗っていると、後ろの男子生徒二人の会話が耳に入ってきました。
「美術室の、知ってるか?」
「おう!祟りのワラ人形だろ?」
ぅわ~・・・・絶対きぢちゃんのだ・・・。
「数年前に階段から落ちて死んだ生徒しってっか?」
「マジ?そんなんいンの?」
「それがさ、・・・・美術室に落ちてた名札をよ、掃除の一年が拾ったんだよ。取りに来るだろうと思って、目立つところにおいとこうってさ、ちょっとイタズラ心でワラ人形の胸につけといたんだと。そしたら・・・」
「死んだの、その名札の生徒だったんだ?」
「そーなんだよ。ちなみにさ、死因って階段落ちた事じゃなくて、心臓麻痺なんだって。心臓と待ったから落ちちゃったんだよ。」
「わら人形の胸に着けたからかー!?こえーっ」
「この話、マジだぜ?だってオレ、入れ違いで卒業した先輩から聞いたんだもんよー・・・。」

えええええ!?
一体、どこからそんなオハナシが!?
アリエナイですよ。だって、それ、一ヶ月前にきぢちゃんが作ったんですもの・・・。
そっと後ろを伺うと別学年の生徒でした。
噂ってスゴイなぁ~。
以前、電車の中の女子高生の戯言で恐慌が起こったというのもあながち分かる気がします。
こうして噂というのは実態もなく肥大していくのでしょう。
というか恐るべしきぢ子!
とうとう七不思議まで作ってしまいました。
学校の怪談のミナモトを見るなんて、途轍もなく稀有な経験です。
さて。
この話にはまだ余談があって。
その後、きぢちゃんがそのオブジェを持って帰ることになりまして。
自転車の荷台に括りつけていくという強行手段です。
途中、駅近くのコンビニに立ち寄り、自転車に戻ると・・・・
「わら人形に小銭が置いてあったヨ♪」 とのこと。
誰っ!?
わら人形にどんな願い事をしたんですかーっ!? ヾ( ̄o ̄;)
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